レポート

「名言集」と言えば・・・。

「名言集」と言えば
明るくて元気の出るものだと
相場は決まっている。

それはそれで意味深いものだと思う。
Facebookはポジティブ発信だ。

だけど、
誰にだって前向きになれない時もある。
落ち込むことだってある。
すべてを投げ出してしまいたいこともある。
だって、人間ですから。

言っても仕方がないけど
誰かに愚痴を聞いて欲しいこともある。
大変だったね、って
よしよしして欲しいこともある。
そして、何もかもリセットしてやり直したい、
もしかしたら「死にたい」って思うことだって
あるのかもしれない。

長い間、トンネルを抜けれなかった人は
抜けれるかどうか、渦中の人には
「ずっとこのまななんじゃないか」
そう思ってしまうことだってある。

とてもいい名言のポジティブさで
立ち直ることができるのなら
それに越したことはないけれど、
深い絶望の淵にいる時には、
前向きな言葉は、むしろ追い込まれてしまう、
そんなことにもなりかねない。

作家の五木寛之さんは
こんな言葉を言っていた。
「本物のプラス思考は、
 究極のマイナス思考から」

この世の中は
陰陽でできている。

振り子のように
一方に大きく振れたら、
逆の方向にも大きく触れる。

シェイクスピアはこう言った。
「他人もまた同じ悲しみに
 悩んでいると思えば、
 心の傷はいやされなくても、
 氣は楽になる」
偉人賢人と呼ばれる人たちだって
不安や失望の中を生きてきている。

それでも、
人生を投げなかったその結果、
輝かしい業績として世に残した。

きれいな言葉だけでは
歩んでこれなかった不器用な人生を
送った人、そんな人たちだけが
たどり着ける場所があるに違いない。

沈んだ時期が長いだけ
ネガティブが深いだけ
高くも飛べるし
圧倒的なポジティブになれるんだと
わたしは思っている。

あ!
わたしは今特にネガティブな感じでは
ないですよ!笑笑

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